特殊分析

電気機器中の絶縁油のPCB分析

電気機器中の絶縁油のPCB分析

PCBは毒性が高く、現在は使用が禁止されていますが、今日に至っても絶縁油としてPCBを使用した多くの電気機器が使用あるいは保管されています。また、意図的にPCBを使用した電気機器以外にも、製造過程で微量にPCBが混入した電気機器が多く存在しています。これらPCBが混入した電気機器は、処分の期限が定められており、正確で迅速な測定が求められています。
公衛検では、「絶縁油中の微量PCBに関する簡易測定法マニュアル」に基づいた分析を行っており、正確で迅速な測定が可能です。

電話・FAXでのご注文・お問い合せは/TEL.058-247-1300 FAX.058-248-0229

PCBについて

PCBとは

熱に対して安定で、絶縁性が高く、耐薬品性に優れており、変圧器やコンデンサなどの絶縁油として利用されてきました。一方でPCBは極めて毒性が強く、ダイオキシン類として総称されるものもあります。昭和43年には、カネミ油症事件が発生し社会問題となり、わが国では昭和47年に製造が禁止さています。

PCB化学式
PCBは期日までの処分が義務づけられています

PCBが混入した変圧器やコンデンサなどは、製造から年月が経ち保管が長期に渡っているため、PCBによる環境汚染が懸念されています。
わが国では、PCBに汚染された絶縁油を含む電気設備(トランス・コンデンサなど)は平成13年に施行されたPCB特別措置法(平成24年一部改訂)に基づき、平成39年3月31日までに処分することが義務付けられています。

PCBの適正な保管・処理のために

まず始めに、対象となる電気機器の銘板に記されているメーカー名、型番をご確認ください。各メーカーのホームページにPCBが含まれている可能性があるものが紹介されています。このうち微量に含まれている可能性があるもの、PCBの含有が不明なものは、含有の有無を調べる必要があります。
公衛検では、「絶縁油中の微量PCBに関する簡易測定マニュアル」に基づいた分析を行っております。「加熱多層シリカゲルカラム/アルミナカラムで前処理をし、キャピラリーガスクロマトグラフ/電気捕獲型検出器(GC/ECD)」で測定しています。
分析の結果、油中のPCB濃度が0.5mg/kgを超えたものに関しましては、保存の届出、PCB廃棄物としての処分が必要です。

PCB分析の流れ

PCB分析は、以下のように行います。

手順1
 「ご注文フォーム」に必要事項を入力してください
手順2
公衛検から採取器具をお送りします

(ゴム手袋、スポイト、採取用ガラス瓶、チャック袋、調査票、着払い伝票)

  • 採取器具等
手順3
採取

【1】 スポイトで試料を吸い、採取用ガラス容器に入れます。(採取用ガラス容器に7~8分目まで採取してください。)

  • 採取用ガラス瓶

【2】 しっかりと蓋を閉め、チャック袋に入れます。

手順4
調査票に必要事項を記入します
手順5
ご返送

公衛検宛にお送り下さい。
・PCB分析のために採取した試料(絶縁油)の移動は、廃棄物処理法及びPCB特別措置法の適用外です。
・稼働中の電気機器中の絶縁油の採取は、電気主任技術者の立会いが必要です。専門の電気設備業者の方にお任せすることをお勧めします。
・PCB分析のための試料採取は、公衛検でも行っておりますので、ご相談下さい。
・分析の結果、油中のPCB濃度が0.5mg/kgを超えたものに関しましては、保存の届出、PCB廃棄物としての処分が必要です。また、ご依頼頂いた試料の残りはご返却いたします。

主要分析機器

  • ガスクロマトグラフ 電子捕獲型検出器(ECD)
    GC/ECD
  • PCB分析前処理装置
    PCB分析前処理装置

検査料金

検査項目 料金
PCB 18,000円+消費税

標準納期

試料到着後、2週間程度で測定結果をメール又はFAXにてご報告いたします。
(その後、原本を発送いたします。)

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